パリのカフェについて
フランスの文化に欠かせないのがカフェ文化です。パリジャンは毎日のようにカフェでゆっくり時間を過ごします。お昼や夕食前もそうですが、忙しい朝の出勤前でもカフェでコースと朝食をという人もよく見かけます。フランスに留学の際は是非、このカフェ文化を満喫してみてください。
ステップ 1.席を選ぶ
カフェではカウンター(comptoir)と室内席(salle)、テラス席(terasse)があります。店によっては席によって値段が異なることもあり、0.2~0.5€ほど差があります。カウンター席が最も安くサービス料もかかりません。観光客の方は比較的テラス席を好みますが、ギャルソンはいくつかの席を担当していることが多いため、席について担当ギャルソンが来るのを待ちましょう。食事の時間帯はフォークやテーブルクロスが用意されるので、飲み物だけの場合はディナーセットがされていない席を選びましょう。
ステップ 2.注文
席に座るとギャルソンが注文を聞きにきてくれます。担当が決まっているので、初めに来てくれた人の顔を覚えておきましょう。時間がたっても来ない時は、「Monsieur!」や「S’il vous plaît」と声をかけると担当を呼んできてくれます。カフェではコーヒーやジュースなどの飲み物の他、簡単な軽食なども用意されています。以下代表的なメニューを紹介しますね!
ステップ 2.5.カフェメニューについて
定番の飲み物や軽食がこちら!
Café(カフェ) :フランスでカフェとオーダーするとエスプレッソが出てきます。
Expresso, Café express(エクスプレッソ/カフェエクスプレス) :エスプレッソのことで、カフェどちらも言い方があります。ダブルでオーダーしたいときはDouble express(ドゥーブル・エクスプレス)です。
Café au lait (Café crème)(カフェオレ/カフェ・クレーム) :カフェ・オ・レのことですが、クレームのほうは泡立てられたミルクが入っています。
Café viennois(カフェ・ヴィエノワ) :スプレッソの上にクリームが載った、ウィンナーコーヒーのことです。
Chocolat(ショコラ) :ココアのことですが、日本のココアよりもかなり甘くて濃厚です。
Citron pressé(シトロン・プレッセ) :搾りたてのレモン汁に砂糖とお水を加えて飲む酸っぱくて甘い飲み物です。
Menthe à l’eau(モント・ア・ロー) :ミントシロップを水で薄めて飲むもので、ソーダ割りはDiabolo menthe。
Vin chaud(ヴァン・ショ) :ワインを温めて飲む飲み方で普通のワインよりも甘みがつけてあります。フランスでは屋台など冬で良く売られています。
Bière(ビエール) :小ジョッキはun demi(アン・ドゥミ)と、生ビールはpression(プレッシオン)とオーダーします。
Panaché(パナシェ) :ビールのレモネード割。赤いグレナデンを加えたものはmonacoです。
Tartine(タルティーン) :フランスの家庭でも朝食として良く食べられるもので、バゲットにバターとジャムを塗ったものです。
Croque Monsieur(クロック・ムッシュ) :パンにハムとチーズを挟み、上にチーズを乗せて焼いたものです。
Steak Frites(ステーキ・フリット) :フライトポテトが添えられているステーキ。
ステップ 3.支払い
注文が終了した時、食事が運ばれてくるときなどに白い伝票をテーブルの上にギャルソンが置いていきます。食事代、税金、サービス料も全て込で書かれているので基本的にはチップはいりません。書かれている金額分をテーブルに置いて勘定をしましょう。おつりがいらない時はそのままチップとして残してそのまま店を出るか、おつりが欲しい時でなかなかテーブルまで取りに来ない時などは「L’addition S’il vous plaît」と声をかけましょう。
まとめ
いかがでしょう?コーヒーが飲みたくなってきた方や、フランスでほっと一息タイムを過ごしたくなってみた方はいらっしゃいますか?朝起きて、軽いステップでお気に入りの喫茶店に朝食を取りに行けば、気分はすっかりパリジェンヌ?皆様も優雅にフランスのカフェを満喫してみてください!