フランス大学ディプロム
Diplôme Universitaire

大学ディプロム(Diplôme Universitaire)

: 大学付属校には語学コースの中に通常の語学だけのFLE(Français Langue Etrangère)コースとは別にDU(Diplôme Universitaire）というコースがあります。フランスの大学付属での語学留学を目指している方は時々目にするかもしれませんね。

DU (Diplome Universitaire)

こちらはその大学独自が発行するディムロム(資格)です。DUはフランス語だけではなく、それぞれの学問、例えばビジネス、文学、法学などがあり、現地のフランス人にとっては一度大学を卒業し社会人になってから学習する生涯学習のような感覚で受講されている方もいらっしゃいます。DUは基本的には1学年(2学期や3学期)で構成されていますが、１学期のみなどで受ける人もいるようです。フランス語のDUはもちろん外国人のためのフランス語コースですので、フランス人の方が受けていることは稀です。また全ての大学で行っているというわけではありません。

DELF/DALFのと違い

同じように、Diplomeと言われるフランス語の資格の中に、DELF/DALFという資格試験があります。DELF/DALFについてはこちらを参照。こちらは試験であり、DUのように授業を受ければ修了できるものではありません。また、DELF/DALFはフランス国の国家資格となっています。DUはその大学が発行しているものでさらには、試験ではありません。そのカリキュラムを修了すればもらえる語学レベルの大学からの資格(修了書)となります。

どちらが良いの?

どちらがよりよいかは、一概には言えませんが、総合的に見ればDELF/DALFのほうが有効性があるのはないでしょか。フランスの大学や高等教育機関への進学の場合、フランス語力の証明として提示が必要な場合、多くの学校でDELF/DALFかTCFという試験のスコア表の提出が必要です。どこかの大学が発行したDUでもってフランス語力の証明とする場合は、その大学への進学ですと有効化だと思われますが、他大学や他の高等教育機関への進学の場合はそちらを目安にできないことも多く、はやりより一般的な指標であるDELF/DALFのほうが幅広く利用できることが多いようです。

DELF/DALF対策に強い学校

1 DEMI DELF/DALF	10時間の試験対策+5時間のワークショップ午後に2時間、夕方に一般フランス語の無料クラスを1時間
2 3D:DEDICATED DELF/DALF	15時間の一般フランス語+10時間の試験対策+5時間のワークショップ。1のコースに午前中一般フランス語を追加したプログラム
3 DELF/DALF COMBI	15時間の一般フランス語+午後に5時間のマンツーマン試験対策+5時間のワークショップ
4 DELF/DALF COMBI AM/PM	3と同じプログラムですが、マンツーマンの時間割が、8時-9時もしくは16時30分以降と時間が制限されます。また、無料クラスのワークショップには時間的に参加ができない場合があります。

コース名	週数	授業料
1 DEMI DELF/DALF	1~8週	170EUR/週(9週間以上からは150EUR/週)
2 3D:DEDICATED DELF/DALF	1~8週	350EUR/週(9週間以上からは325EUR/週)
3 DELF/DALF COMBI	4週間	599EUR
4 DELF/DALF COMBI AM/PM	4週間	555EUR