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ヴェルサイユ
Versailles

フランスの黄金時代の文化、面影が最も色濃く見て取れるヴェルサイユは、もともと何もない沼地でした。それが太陽王といわれたルイ14世の一声「歴史上最も大きく豪華な宮殿を!」で国中が一斉に動き出したのです。フランス中の建築家、画家、彫刻家、庭師そして何万人という労働者が駆り出され50年という月日をかけ、ただの沼地を豪華絢爛の庭とモニュメントで囲んだヴェルサイユ宮殿にしたのです。完成後王様は連日豪華な夜会を開き豪遊していましたが、周りの封建貴族たちが反旗を翻さないように豪華なもてなしを施し対策をたてていたといわれます。しかし結果的に毎日豪華に生活を送る王家は反感を買い、フランス革命につながることになるのです。



Château de Versailles ヴェルサイユ宮殿

行き方
パリからは以下の3つの方法が最もメジャーです。

①RERC線の各駅から終点ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ(Versailles Rive Gauche)で下車。(パリ中心のSt-Michel駅からは30分程度)宮殿までは徒歩10分程度。

②国鉄モンパルナス駅からヴェルサイユ・シャンティ(Versailles Chantiers)まで15-30分。宮殿までは1㎞。

③国鉄サン・ラザール駅からヴェルサイユ・リヴ・ドロワット(Versailles Rive Droit)まで30分。宮殿まで1.2㎞。


宮殿
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今でこそ世界一の宮殿となっていますが、もともとはルイ13世が狩猟を楽しむための小さな別荘でした。その後息子のルイ14世が、自分の権威を誇るために大改造を施し現在の姿になりました。同じ時期、ルイ14世の財務卿として仕えていたフーケが郊外にヴォール・ヴィコント城を築きルイ14世を招待したのですが、そのあまりの美しさに嫉妬し、フーケを投獄、ヴォール・ヴィコント城建築に携わった建築家などを自分のヴェルサイユ宮殿建築のために採用したといわれています。天井画は光と影を使って立体的にものを描くことで有名なルイ・ブランが担当し、ルイ14世の功績をたたえる絵画を描いています。宮殿の中で最も有名なのは、壮麗な雰囲気漂う鏡の回廊(Galerie des Glaces)です。73mもの回廊壁一面に当時は非常に高級品だった鏡を張り込み、贅沢を尽くした空間を表現しています。その他、歴代の王妃の寝室、礼拝堂、オペラ劇場などどの部屋も豪華な装飾が施されています。



庭園
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ルイ14世は宮殿建設中毎日現場を歩いて見回り、気に入らないところや要望など細かくこだわって指示を出していたといわれます。中でも庭園には最も情熱を注いでおり、「ヴェルサイユ庭園案内の手引き」と名前を付けた手書きのノートを作成し、そこに「どのように来客を連れて回ると庭園をもっとも楽しむことができるか」という道順を書き残しています。敷地全体では800ヘクタールもあるため、2,3時間かけても全てを回るのは難しく、レンタルサイクリングがお勧めです☆



マリー・アントワネットの離宮
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堅苦しい王宮生活や夜会のどんちゃん騒ぎに疲れた王家の人々がここを訪れては息抜きをしていました。Grand Trianonはルイ14世が寵姫マントノン夫人と過ごすために建てたもので、Petit Trianonはルイ15世とその寵姫ポンパドゥール夫人のために建てられました。Petit Trianonは後のルイ16世の王妃マリー・アントワネットのお気に入りの館となりました。プチ・トリアノンの庭園の中には演劇好きのマリー・アントワネットが作らせた王妃の劇場(Théâtre de la Reine)があります。裏手には人口の小川、湖、洞窟などがあるイギリス式庭園があります。ここにはマリー・アントワネットが恋人と会っていた愛の神殿(Temple de l’amour)、更にその奥の庭のはずれにあるLe Hameauはマリー・アントワネットが農村生活に憧れて作った藁葺の可愛い農園があります。



マリー・アントワネット
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フランス歴代の王妃の中で最も有名な王妃、マリー・アントワネット。彼女が他の王妃と違ってこれまでに有名になった理由はたくさんありますが、その一つが、彼女が「王妃と寵姫の両方の役割を果たしていたから」というものがあります。寵姫とは、公認の王様の愛人のことですが、王妃とは違って性格も、生活も豪華で大胆、時には王妃をしのぐほど王に影響を与える存在としてこの時代に欠かせないものでした。王妃の愛人ということで王様からは寵愛を受け、家来も付きちやほやされるものですが、一方では王妃の身代わりの役割もありました。国の経済状態が悪化すればそれは全て「愛人が豪遊しているからだ」と愛人のせいにし、王様と王妃は何事もなかったように暮らしを続けるためということです。しかし、このマリー・アントワネットは今までの王妃のようにおしとやかで、おとなしくて・・・という性格ではなく、自分で自分の人生を切り開く、常に女性として魅力的である、時代を動かすファッションリーダーであることを意識しているような女性でした。王妃らしからず、毎日豪華絢爛の生活を送っていたのです。また、夫ルイ16世には寵姫がいませんでした。そのため、人々の不満が募ったとき、今まで寵姫に向けられていた敵意が直接王妃のマリー・アントワネットに向けられたのです。こうしてフランス革命で悲劇の運命をたどっていくのですが、その自由な性格が現代女性にも称賛される女性の象徴ともなったといわれています。



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